LH比を改善するにはHDLコレステロール値がカギ

最近、脂質代謝が正常でも心筋梗塞で救急搬送される方の数が年々増えています。

 

職場の健康診断や人間ドッグなどでLDLコレステロール値が正常の範囲だと安心してしまいがちですが、注目すべきは実はHDLコレステロール値です。

 

LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも呼ばれているので動脈硬化の原因になったり心筋梗塞の原因になるので数値を気を付けている方は多いと思います。

 

ですが脂質異常を判断する上でLDL-C単体で見てもあまり意味はないのです。

 

重要なのはLDL-CとHDL-Cのバランスになります。

 

その指標として最近注目され始めているのがLH比の基準値です。

 

LH比は単純にLDLコレステロール値をHDLコレステロール値で割った値で健康な血管を保つLH比の基準値としては2.0以下が望ましいとされています。

 

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LDLとHDLが基準値内でもHDL-C値が低すぎると動脈硬化になる

 

健康診断などで脂質が正常の範囲にもかかわらず急性心筋梗塞を発症してしまう方は善玉のHDLコレステロール値がとても低い傾向にあります。

 

HDLコレステロール値が低いと血管壁に蓄積した酸化脂質などを綺麗に掃除して血液をサラサラにする力が非常に弱いため不健康な血管になりやすい傾向にあります。

 

またHDL-Cは余分のコレステロールを回収して肝臓まで運ぶ働きもあるので動脈硬化の原因となる超小型のLDL-Cが増え過ぎるのを防いでくれます。

 

LDL-Cは小さくなると血管壁に入り込みやすくなるのでコブ状のプラークができやすくなり動脈硬化が進展しやすく脳梗塞のリスクが高まります。

 

逆を言えばHDLコレステロール値が80mg/dlのように高い場合は少々悪玉コレステロールのLDL-Cが高くてもそれほど動脈硬化は進展していないのであまり心配する必要はありません。

 

生活習慣を改善してLDL-Cの値を徐々に下げていけば健康な血管を今まで通り維持できるでしょう。

 

最初の方でも述べましたがLH比の基準値としては2.0以下が理想です。

 

糖尿病や高血圧などの他の生活習慣病も持っている場合や狭心症や心筋梗塞の既往歴がある場合にはさらにLH比の基準値は下がり1.5以下が理想です。

 

LH比が2.0を超えてしまうと血管壁にコレステロールが蓄積してプラークを形成している箇所のある疑いが高く動脈硬化が進展している可能性があります。

 

さらにLH比が2.5を超えるとかなり動脈硬化が進行していて血栓も既にできている危険性が高くいつ心筋梗塞や脳梗塞を発症してしまってもおかしくない状態です。

 

LH比が3.0を超えている場合は大至急病院を受診して血管がどういう状態なのか詳しい検査を行いすぐに治療を始めないと手遅れになりかねません。

 

 

LH比が2.5を超えると心筋梗塞の危険が・・・

 

私の場合は直近の健康診断でLDLコレステロール値が116、HDLコレステロール値が44とどちらも基準値内だったのですが特にHDL-Cの値が44と基準値ギリギリで低すぎたのが問題ですね。

 

両方基準値に収まっているので安心してしまいがちですが、LH比が2.5を超えると年齢的な要因や今までの病歴との関係もありますが一般的には心筋梗塞のリスクが急速に高まります。

 

それはコレステロールが基準値内に収まっていたとしても例外ではありません。

 

要はLDL-CとHDL-CのバランスであるLH比の値が血管疾患を発症するかしないかを決める一番重要な要因なのです。

 

私の場合は理想を言えばHDLコレステロール値は今の倍の80くらい欲しいところです。

 

LH比は2.63で基準値をオーバーしているのでひょっとしたら動脈硬化がもう始まっているかもしれないと心配になりました。

 

まだ40代前半なので自覚症状でこれといった気になる症状はなく今から対処すれば血管が動脈硬化でボロボロになる前に回復させることはできると思いますが油断は禁物です。

 

そもそも自覚症状がないので進行していても精密検査をしない限り気づくことができませんからね。

 

私の親も心筋梗塞の既往歴があるので遺伝的な問題もあり早急に生活習慣を改善する必要性を感じました。

 

 

HDLコレステロールは有酸素運行や魚食で増やせる

 

HDLコレステロールを増やす方法としてはウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が挙げられます。

 

週に5日程度早朝か夕方に30分程度の時間軽く汗を流す運動を1ヵ月以上続ければそれだけでも劇的にHDL-Cの数値が改善されることが分かっています。

 

私もこれから運動で当面の目標としてHDLコレステロール値が60を超えるように次の検診までに頑張りたいと思います。

 

そして最終的な目標としてはHDL-Cの値を80までもっていきたいですね。

 

そのためには運動療法だけでなく食事も見直していく必要があると思います。

 

普段、脂っこい食事や肉中心のメニューが大好きな方は血中のLDLコレステロールが多くなっているので血液が非常にドロドロしてしまっていると思います。

 

逆にマグロやサーモン、サンマ、イワシなどの魚の脂身に多く含まれている脂肪酸は常温ではサラサラしていて体内に吸収されるとHDLコレステロールを増やして汚れた血液を綺麗にしてサラサラにする効果があります。

 

特にサバなどの青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸のDHA・EPAはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ血液循環を改善して血栓をできにくくする効果に注目が集まっています。

 

中でもEPAは血が固まりにくくなるので血栓予防に特に力を発揮し、心筋梗塞や動脈硬化の予防効果を期待できます。

 

しかし最近では魚離れが日本の食卓でも進んでいて中々十分な量の魚を摂取できていないことが問題になっています。

 

調理が面倒だったり子供が魚を食べてくれないなどの理由でどうしても肉類の多い食事メニューになりがちです。

 

そういった場合はDHA・EPAサプリメントも動脈硬化対策として一つの選択肢です。

 

ネットで探せば色々なメーカーから商品が出ているので自分に合ったサプリを選びやすくなっています。

 

もし魚不足でお悩みの場合は魚油サプリを試してみるのもありだと思います。

 

ひとつ注意しなければいけないのはDHA・EPAは非常に壊れやすい栄養素なので酸化したり調理するだけでもその栄養素はどんどん失われていってしまいます。

 

サプリメントを選ぶ際にはビタミンEやアスタキサンチンなどの抗酸化物質も一緒に入っているタイプのモノを選んだほうが新鮮な状態でDHA・EPAを体内に取り込むことができます。

 

こういった食事療法と運動療法を組み合わせることでLH比改善の相乗効果が期待できて動脈硬化を回復させ血管を若返らせることができます。